ニュース
サービスや運営の最新情報をお届け
2024/9/29
酒場におけるベストな話のネタはこれだ!

すべてのコラム一覧へ
昔から酒場では、政治、宗教、野球の話をするなと言われてきた。議論が活発化しすぎて喧嘩の元になってしまったりするからだ。酒場では、横にいる人がどういうバックグラウンドなのか、わからない。その人がとある宗教に入っているかもしれないし、自分と全く逆の政治思想の人かもしれないし、巨人は各球団ファンから嫌われている(私は巨人ファンです)。だから、その手の話を熱をもってしてしまうと、相手に不快感を与えてしまう可能性が高いのだ。
さらに、昨今のなんちゃらハラスメントとかコンプラ的なやつとのがんじがらめで、容姿に関することは、すべてセクハラやモラハラになる。あと、話の導入として、何のお仕事されてるんですか?というのを、いの一番に聞くのもよろしくないのではないかと思う。そう、仕事の話はだいたい面白くない。こういう人と一緒に仕事をしたとか、あの有名企業を担当してたとか、うっすらと自慢のフレーバーをかぐわせる感じになってしまったり、もしくは、仕事の愚痴になってしまったりと、トークのさびれた終着駅が見えているのである。仕事の絡みでこういうおもしろい話があったとか、その話をきっかけにみんなで盛り上がれる話に展開できるのならまだしも、経験上、7割方、おもんない話に終着する。(私の展開力がないだけかもしれない、偉そうに言ってすみません)
では、だれも傷つけず、何ハラにもならない会話の導入とはいったい何か。それはそう、「天気の話」だ。「今日は暑いですねぇ」「夜から雨が降るみたいですねぇ」と日本中、いや世界中で使われてきたであろうこの掛け合いこそ、もっともプレーンで基礎中の基礎の会話なのである。
何事もまずは基礎を磨くことが発展への近道と先人から聞いてきた。天気の話だけで2時間続けられたら、こんな平和なことはないし、そのコミュ力で生涯楽しく生きていけるはずである。
あなた「今日は暑いですねぇ」
相手「暑いですねぇ」
あなた「夜から雨ですって」
相手「へぇ、そうなんですね」
あなた「いわゆる線状降水帯ですね。次々と発達した雨雲が列をなして、線状に伸びる雨域のことを線状降水帯って言うんですけど、その列をなした雨雲のパレードが夜21時ごろからはじまるみたいです。渋谷あたりから町田あたりぐらいまでのエリアで1時間で50ミリとかですね。渋谷がホーンテッドマンションあたりだとしたら町田がシンデレラ城付近で、そのあたりがパレードルートですね。あと、そのタイミングでアトラクション空いてるんで、そっちに行くっていうのも手ですよね。」
相手「...へえ、そうなんですね」
おそらく相手はポカンとしたリアクションになるのだろうが、この会話で30秒ぐらい。なんとも難しいものです。相手が奇跡的に乗ってきても1分。2時間となると果てしない努力が必要です。風が吹いたら、「あ、これはモンスーンですね」とか、風の種類についてパッと答えられるぐらいの気象予報士並みの知識が必要。さすが難関資格、気象予報士。あーなんかいい話のネタないかなぁ。
でこの記事をシェアする
でこの記事をシェアする
