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2026/4/1
今押さえておきたい、東京の"次に来る"飲み屋街4選

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渋谷、新宿、上野、銀座——。
東京で「飲みに行こう」となったとき、まず浮かぶのはこのあたりだと思います。人もお店も選択肢も多くて、とりあえず行けばなんとかなる安心感がある。
でも実は今、こうした定番エリアとは別の場所で面白い動きが起きています。名店出身の店主が独立して小さな店を構えたり、朝7時から営業する居酒屋が生まれたり。東京の飲み屋地図は、静かに、でも確実に塗り替わりつつある。
今回は「これからの飲み屋街」として押さえておくべき注目エリアを4つ紹介します。
1. 高円寺 ── 今一番「新店ラッシュ」が起きている街
高円寺はもともと飲み屋が多い街ですが、ここ1〜2年の新規オープンの勢いが異常です。
2025年だけでも、個性の違う個人店が次々とオープン。しかも立ち飲みや大衆酒場系が多く、はしご酒しやすいのが特徴です。
立ち呑みルルさん 高円寺のクラフトビール酒場「シトラバ」出身の店主が2025年8月にオープン。中華ベースの創作料理に、中国の蒸留酒「白酒(バイチュウ)」を豊富に揃えるという独自スタイル。
朝から居酒屋 陽のうえ 2025年8月オープン。朝7時から営業していて、朝飲み・昼飲みができる。やかんセット(焼酎3杯分+割り物+氷)が700円と破格。
モット 2025年4月オープン。定食屋と立ち飲みを兼ねた二毛作スタイルで、昼は定食、夕方からは小皿おつまみで一杯という使い方ができる。
高円寺が面白いのは、新しい店が「どこかの名店で修行した人の独立」パターンが多いこと。技術や味に裏付けのある店主が、家賃の手頃なこの街を選んで出店している構図です。
赤羽や上野が「昔からの聖地」だとしたら、高円寺は「今まさに聖地になりつつある」エリア。街全体が居酒屋と言われるほど飲み屋の密度が高いので、ふらっと行っても外れにくいのも魅力です。
2. 大山(板橋区) ── 商店街の懐の深さが新しい店を呼んでいる
東武東上線の大山駅。池袋から3駅という好立地ながら、駅前の「ハッピーロード大山商店街」が残っていて、昔ながらの活気があるエリアです。
この大山に、ここ最近じわじわと個性的な飲み屋が増えています。
もつ焼き 鈴屋 2025年7月オープン。千葉・成田のもつ焼きの名店「寅屋」出身の方が開いた立ち飲み。三冷ホッピーともつ焼きが楽しめる。オープンして間もないので、雰囲気が気になる人は早めに覗いてみるのがおすすめ。
馬ヲムム 馬刺しが1品319円〜とリーズナブルな馬肉専門居酒屋。赤身からタテガミまで部位も豊富で、馬肉好きにはたまらない。店内喫煙OKなので、タバコを吸いながらゆっくり飲みたい人にもありがたい店。
ドリルレコード 音楽好きが集まるバー。もつ焼きや馬肉だけじゃない、いろんな入口から飲みに行ける街になりつつあることを象徴する1軒。
都心と比べて家賃が抑えられるので、若い店主が「最初の1店」を出しやすいのも大きい。商店街があることで自然と人通りがあり、新しい店でも認知されやすい。今後さらに出店が増えそうな予感のあるエリアです。
3. 神田 ── 昼飲みの新拠点として浮上中
オフィス街のイメージが強い神田ですが、最近面白い変化が起きています。
立呑 ぱぎ 2025年7月オープン。船橋の人気店「あさひ」出身の方が開いた店。朝7時〜10時はコーヒーショップ、昼14時からは立ち飲み居酒屋に切り替わるという二毛作スタイル。名物の「カマトロの青唐醤油漬け」をはじめメニュー数が豊富で、早くもリピーターが多い。
貝呑 豊洲市場直送の貝料理だけで勝負する、潔い立ち飲みバル。1階は立ち飲み、2階はテーブル席。名物の「活貝ソテー」はソースを7種類から選べて、残ったスープでリゾットにしてもらえる。ドリンクはワイン樽からセルフで注ぐスタイルで、魚貝好きなら間違いなく刺さる1軒。
神田が昼飲みの場として成立しやすくなっている背景には、リモートワークの定着があると思います。平日の昼間でも街に人がいて、「ちょっと1杯」の需要が生まれやすい。もともと路地裏に小さな飲食店が密集しているエリアなので、そこに昼飲み需要が重なると新しい店が入る余地が出てくる。
オフィス街×昼飲み。このかけ合わせが今後どう発展するか、注目のエリアです。
4. 武蔵小山 ── 再開発の裏で、個人店が静かに根を張る街
東急目黒線の武蔵小山。駅前は再開発でタワーマンションが建ち並び、街の雰囲気はどんどん変わっています。でも、駅から少し歩いて商店街に入ると、昔ながらの下町感がちゃんと残っている。
武蔵小山の面白さは、ちょっと変わった業態の個人店が定着していること。
盛苑 広東出身のシェフが切り盛りする中華立ち飲み。ドリンク220円〜、フード170円〜と驚きの価格帯で、本格中華をつまみながら飲める。
うなぎ串 梅星 うなぎの串焼きを立ち飲みスタイルで楽しめるユニークな店。もつ焼きの人気店「豚星」の系列で、串巻きやバラなど部位ごとに違ううなぎの味わいを気軽に体験できる。
どれも大きな店ではないけれど、それぞれの世界観がはっきりしていて、わざわざ足を運びたくなる引力がある。
再開発で大型チェーン店が入りやすくなる一方で、こうした個人経営の店が残り続けているのが武蔵小山の強み。新しい住民が増えることで、むしろ「近所で気軽に飲める場所」への需要が高まっている面もありそうです。
城南エリアで飲み屋街を開拓したい人には、まず武蔵小山をおすすめしたい。
まとめ
飲み屋街って、誰かが計画して作るものじゃない。面白い店が1軒できて、そこに影響を受けた別の店主がもう1軒出して、気づいたらエリアとして成立していく。高円寺の新店ラッシュや大山の動きは、まさにその過程を今リアルタイムで見ている感じです。
定番の渋谷や新宿ももちろんいいけど、たまにはこういう「まだ完成していないエリア」に足を運んでみると、自分だけの行きつけが見つかるかもしれません。
気の合う人と一緒に、まだ誰も知らない飲み屋を開拓する。それって、飲みの一番楽しい瞬間だと思います。
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